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スケルトンリフォーム

更新2023.02.14

フルリフォームでホテルライクな快適空間を!

折角家をフルリフォームするなら、ホテルのように快適で洗練されたインテリアにしたいですよね。でも、具体的にどうしたらホテルライクな空間にリフォームできるかわからないという方も多いと思います。
今回は、ホテルライクな住まいにするためのポイントを実例を交えながら詳しく解説します。

ホテルライクとはどんなインテリア?

頭の上に疑問符の女性

ホテルライクなテイストというのは、ホテルのような雰囲気を醸し出した空間のことで、ホテルを思わせる快適な住まいを表現する際に使用される言葉です。確かにホテルの部屋って快適で洗練されていて、自宅があんな空間だった・・・と憧れる方も多いと思います。でも、ホテルのような雰囲気と言われても、どうしたらあの雰囲気になるのか分からない。と言う方のために、この記事では具体的なポイントに事例を交えながらご紹介いたします。

 

ホテルライクなインテリアにする6つのポイント

ホテルのように快適でおしゃれな住まいにするにはどうしたら良いか、こちらではより具体的に、ホテルライクな空間にするためのポイントをご紹介します。各要素はそこまで難しいことではないので、可能な範囲で実行しましょう。6つのポイントをお伝えしますが、6つすべてを取り入れなくても、ホテルライクなインテリアにすることは可能です。取り入れやすいものから、リフォームに活かしてください。

 

シックな色遣いで統一されている

シックなインテリア家全体に使う色の数を抑え、かつシックな印象に統一することはホテルライクの前提と言えます。また、使う素材の上質さも大切になります。色数が多かったり、素材もチープなものばかりを使用すると安っぽい印象になってしまいます。
オーソドックスなホテルライクなインテリアにフルリフォームするのであれば、少し暗めのグレーや茶色などを用いて同一のトーンで統一するのが、スタンダードでおすすめです。 そこに、ポイントだけでも上質な素材な素材を合わせると、ぐっと味わいが増し、ホテルライクな空間へと変化を遂げます

 

リビングは仕切りを設けず間接照明を使用する

間接照明のあるLDK高級なホテルほど細かく間仕切りせずにひとつの部屋を大きく見せています。また、日本ではシーリングライトなど、天井から床に向かって直接光を当てる直接照明がよく使われていますが、光を天井や壁、床などに当てて、その反射光を利用する間接照明がホテルではよく使用されています
この2つの要素を取り入れるだけで、ホテルのようにゆったりとした雰囲気のある空間となるでしょう。よりホテルライクな空間を目指すのであれば、バスルームと寝室を一続きの動線で構成することをおすすめします。動線をつなげることでより空間を広く、間取りのレイアウトもホテルのように演出できるはずです。

 

生活感のないリビングダイニングにする

生活感のないリビングダイニング日常生活を送る家である以上、多少なりとも生活感が出てしまうものです。特にリビングダイニングはその象徴ですが、ホテルライクを求めるのであれば「生活感のなさ」をポイントにリフォームを進めましょう。
例えば、家電や生活雑貨が見えないように収納するだけでもホテルらしさを醸し出せます。フルリフォームの計画を立てる際は「生活感のなさ」を頭に入れながら収納計画を考えてみてください。生活感が出やすいものを見えないように、収納してしまうのがひとつの典型的な例です。

 

家具とのコーディネートに配慮する

コーディネートされた部屋高級なホテルであればあるほど、空間と置かれている家具やカーテン、ラグなどすべてがマッチしています。トータルコーディネートすることで、今までの住居とは比べものにならないほど、高級感のあふれた空間になります
どのようなホテルのテイストを目指すかによって、使う素材や色も異なるので、この点は非常に重要になります。コンセプトが途中で変わってしまうと、折角フルリフォームを行っても統一された空間にはなりません。

マンションは統一感が重視される

統一されたマンションの部屋マンションの場合、通常ワンフロアの構成となり、ホテルと近い仕様です。ただ、同一のフロアだからこそ、他の部屋の影響を受けやすいとも言えます。ホテルライクにフルリフォームするのであれば、統一感が大切になります。
もし、一部インテリアのテイストを変えたいと思う場合は、トイレや居室など他の部屋から独立した空間で行ってください。

 

シンメトリーが基本

シンメトリーのレイアウト多くのホテルは「シンメトリー」をインテリアデザインに取り入れています。左右対称、左右のつり合いが取れているデザインでシンメトリーなインテリアコーディネートは古くから西洋を中心に使われてきたテクニックです。見る人に安定や調和を感じさせ、シンメトリーを取り入れることで空間に均整美と清潔感が生まれます。インテリア以外では、窓など1枚の大きなサッシではなく、複数の小窓を組み合わせることでシンメトリーを演出することも可能です。

 

部屋別のホテルライクリフォームの3つのコツ

リビングや寝室などその部屋によって用途も異なりますし置かれている家具や家電も異なります。そのため、その部屋に合わせたリフォームで使いやすい、ホテルライクな空間をつくることが大切です。ここでは、部屋別のポイントを押さえて解説致します。

 

寝室はベッドと照明が重要

ホテルライクな寝室寝室は「眠る」という用途が限定されている空間ですので、主役となる「ベッド」特にヘッドボード周辺と、「照明」がホテルライクなインテリアに仕上げるポイントになります。
ヘッドボードを凝ったデザインにしても良いですし、ベッドの左右に照明を設置してポイントにするのも良いでしょう。灯りの演出も寝室は重要です。ホテルライクなインテリアで用いられるシンメトリー(左右対称)という方法がありますが、照明の演出はこのシンメトリーを取り入れやすいです。ペンダントライトやブラケットライトをシンメトリー設置したり、置き家具ならサイドテーブルの上にテーブルスタンドをレイアウトするのもホテルで良く用いられる手法です。また、間接照明を使ってムードのある照明計画を行うのもおすすめです。

 

リビング・ダイニングはモノをなくして広々と

ホテルライクなリビングリビング・ダイニングは日々の生活の中心となる空間です。それだけにどうしても生活感が表れやすい場所でもありますが、生活感を払拭することができれば、毎日ホテルに泊まりに来たような非日常的なホテルライクな空間を楽しむことができます。
リビング・ダイニングにおすすめなのは先述した壁面収納です。ホテルでも生活感の出やすいテレビを壁面収納に隠していることがあります。この手法を取り入れてリビング・ダイニングでも壁面収納にテレビを隠すと生活感が出にくく、ミラーガラスの中にテレビを隠したデザインなどを取り入れてもスタイリッシュです。リビング・ダイニングはモノをなくして広々とした空間にするほどホテルライクに近づけます

 

洗面・浴室はひと続きの設計にする

ホテルライクなバスルーム高級なホテルに泊まると洗面・浴槽(バスタブ)・シャワールーム・トイレが広々としたひとつの空間に収まっているレイアウトをよく見かけます。また、それらの空間に仕切りを設けず、スペースでゾーニングしています。これは、ゆとりのあるホテルならではのレイアウトとも言えます。自宅でこのようなレイアウトは中々難しいですが、ホテルのようなバスルームに近づけることは可能です。ホテルのように洗面と浴室が同じ空間だと使い勝手が悪いので仕切りは設けますが、その仕切りをガラスにすることで空間を分断ぜず、ひとつの空間としてとらえることができます。そして、床材や壁材などは洗面と浴室で同じものを使用することで、ひと続きの空間に仕上がります。
また、生活感の出やすい洗濯機や乾燥機などを造作収納で隠したり、アイロンがけや室内干しをするサニタリースペースに配置すると、よりホテルらしいラグジュアリーなバスルームに仕上がります。

具体例をご紹介!ホテルライクな実例マンション6例/戸建て6例

ホテルライクなインテリアにするポイントを確認したところで、続いて、実際にホテルライクなテイストにフルリフォームした事例をご紹介します。
ここからは、実際にホテルライクなテイストにフルリフォームを施した事例を紹介します。事例とともにイメージを膨らませることができれば、きっとより良い空間を演出できるはずです。以下を参考にしてみてください。

具体例をご紹介!ホテルライクなフルリフォーム事例【マンション編】

まずは、マンションでのフルリフォームの事例を見ていきましょう。マンションならではの大空間を生かしたホテルライクなテイストや、借景も計算に入れた間取りなどにご注目ください。

天空で非日常感を楽しむ

ホテルライクなマンション事例1東京タワーを臨める贅沢なロケーションを生かして、ホテルライクなインテリアにグレードアップさせるフルリフォームを行いました。ホームパーティーで訪れたゲストの気持ちも昂るような、非日常的でハイセンスなデザインがちりばめられています。夜景が映えるように、インテリアは白を基調とし、バランスよくダークカラーを加えることでシックなモダンテイストに仕上げています。 シーンコントローラーで一括制御できる照明は、ボタン1つでシーンに合わせたライティングが調節でき、最高のロケーションを様々な演出で楽しむことができるようになっています。玄関扉を開けた瞬間ロケーションが眺められるようなガラスの仕切り、廊下の床に照明を使って非日常感を演出、洗面室やトイレはハイグレードなホテルライク仕様など、ゲストを喜ばせるサプライズな演出が随所に盛り込められた、遊び心ある空間に仕上がりました。
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本質を極めた贅沢

ホテルライクなマンション事例2もともと家中に絨毯が敷かれ、バスルームとトイレも一体型という外国人仕様のマンションでしたが、フルリフォームによってシャープでクールな印象をもつ、ホテルライクな空間ができあがりました。 エントランスやリビング、水回りなどの共用部分は、大判タイルやポイントウォールを採用することによって、きりりと引き締まった印象に。ホテルライクなインテリアには嫌煙されがちな和室も、こちらのリビングにおいては、高いデザイン性により、ラグジュアリーな雰囲気をプラスαしてくれる存在です。一方居室は、ご夫婦それぞれの個性によって変化をつけた演出になっており、リラックスできる空間に仕上がりました。
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豊かな緑を取り込んだソフトモダンインテリア

ホテルライクなマンション事例3向かいにある公園の緑を借景として生かすことと、モダンで重厚感あるイメージにしたいというオーナーの望みを、フルリフォームで叶えました。開口部に広がる豊かな緑とインテリアの素材が溶け込み、都会の喧騒を忘れさせてくれるような、ゆったりとした空気が流れるリビング。フローリングや建具に木材を採用しつつ、重厚感だけが強調されないよう、バランスに配慮しました。 エントランスや廊下、リビングの床や天井にも間接照明を効果的に配置することで、モダンな印象が加わり、奥行きと広がりも感じる空間になっています。洗面とトイレと浴室は、一体感のあるモダンなデザインにより、ホテルライクな機能美を兼ね備えています。
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キッチンをオープンスタイルにして開放感を得る

ホテルライクなマンション事例4標準的なマンションのインテリアや設備を、ホテルライクな高級感漂う空間にフルリフォームしました。まずは、閉鎖的な場所にあったキッチンを、住まいの中心としてオープンスタイルに配置しました。それにより、レンジフードの配管の都合で天井を下げなければいけなくなりましたが、逆に、天井にできた段差を生かして、間接照明を取り入れることができました。 ダークな色で引き締めたアクセントウォールの片隅にはエタノール暖炉が配置され、デザイン性の高い家具とも融合してラグジュアリーな雰囲気を作り出しています。洗面・トイレなどの水回りも、落ち着いた色合いと間接照明により、ホテルライクな重厚感あるインテリアとなっています。
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ラグジュアリー感漂うハイエンドな空間

ホテルライクなマンション事例5築年数の経過した分譲マンションが、フルリフォームによってハイエンド層な仕様に生まれ変わった事例です。オープンスタイルのキッチンは、生活感を全く感じさせないすっきりとしたデザイン。そのキッチンと繋がるダイニングとリビングは、落ち着きのある色合いとハイセンスなインテリアにより、ホテルのラウンジを思わせる美しさです。 贅沢に使われている大理石や、効果的に配置されている間接照明によって、ラグジュアリー感がさらにプラスされ、大人の余裕を感じさせるような、ハイグレードな空間となっています。
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ホテルのように洗練されたムードを味わう

ホテルライクなインテリアにしたマンションリフォーム前は、西洋の趣きを感じるゴージャスなインテリアのお住まいでしたが、フルリフォームを機に、よりリッチで洗練された大人の空間を目指すことに。玄関ドアを開けると正面にリビングが広がる間取りだったため、水中の気泡が視線を遮るアクアアートを目隠しとして採用しました。プライバシーを確保するだけでなく、目隠しによる閉鎖的な印象も回避。美しいアクアアートはエントランス、リビングともに楽しめます。
個性のある素材を調和を図りながらコーディネートすることで、洗練されたラグジュアリーな雰囲気を醸し出すインテリアに。高級ホテルを彷彿とさせる上質さが、大人の余裕を感じさせます。
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具体例をご紹介!ホテルライクなフルリフォーム事例【戸建て編】

続いて、戸建てでのホテルライクなフルリフォームの事例を見ていきましょう。ホテルライクなテイストへのリフォームはさることながら、用途を変更した大がかりなリフォーム、趣味やプライベートタイムを満喫する極上空間の創造などにもご注目ください。

ヨーロッパのホテルのように優雅な空間

ホテルのようなインテリアリフォーム前は、広さはあるものの天井の高さや壁の存在感からどこか閉鎖的な印象を受けました。明るく開放的な空間を実現したいとのオーダーを受け、仕上げ材や仕切り壁はすべて取り除き、完全なスケルトン状態にするところから行われたリフォームです。外観は硬い印象を受けるタイルであったため、柔らかい風合いの左官仕上げに変更しました。開放感を実現するため、水盤が見られる設計で一面開口のサンルームを誕生させ、開口からの光だけでなく、水面に反射した光も室内に取り込みます。廊下やトイレ、ドアノブや取っ手にいたるまで徹底的にこだわり、ホテルのように統一された美しさを実現したフルリフォームです。
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ホテルライクなリフォームで付加価値をプラス

ホテルライクなインテリアの住宅事務所兼用の中古物件をホテルライクな専用住宅へとフルリフォームした事例です。1階にあった事務所部分はビルトインガレージにリフォーム。排気ガスが充満しないよう換気にも気を配り、ニーズの多いガレージ付きの戸建て住宅に様変わりしました。細かく分かれていた居室を開放的なLDKに変更。ベースカラーは白ですが、ポイントウォールとキッチンをシックなカラーで仕上げて、空間全体を引き締めました。また、洗面とバスルームに統一感を持たせたホテルライクなデザインとし、洗面・浴室ともにモザイクタイルがアクセントになっています。インテリアデザインをホテルライクな仕様にリフォームすることで付加価値をプラスしました。
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光が満たすホテルライクな住まい

ホテルライクなリビング部屋を細かく分けた二世帯住宅だったため、リフォーム前は日中でも光が入り難い住宅でした。そんな二世帯住宅を、自然光を存分に取り込む単世帯住宅にフルリフォームしています。オーナーの要望はLDKは可能な限り大空間にして欲しいというもの。そこで、構造体を見直し、取り外しても問題がない壁をすべて撤去しました。最低限、必要な構造壁は違和感がない形でインテリアに組み込んでいます。その結果、キッチンを入れて56畳の非常に開放された大空間を実現しました。インテリアはアイボリーとダークブラウンを組み合わせたシックな仕様に。勾配天井の中央を三角形に抜くことで独特の陰影を生み出し、光の角度によって現れる美しいアートを楽しめます。
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水盤で魅せるマンションのフルリフォーム

ホテルのような住まいマンションの1階と2階を所有されていたオーナーから、1階部分はギャラリーに、2階部分をプライベート空間として使用したいとの依頼を受け、ギャラリーに訪れた方が非日常の体験ができるように、1階部分の庭に水盤を設ける提案を行いました。昼は日光の光を受けて水面が輝き、夜は水中照明によって神秘的な雰囲気が漂います。
ギャラリーとプライベート空間をつなぐ階段も螺旋階段にしたいとの要望を受けて、構造体を見直しました。当社は必要であれば綿密な構造計算を行って構造体にも手を加えて行きます。既存の階段を取り去り、新設した円筒の空間に、流線型の美しい螺旋階段が誕生しました。大胆なマンションリフォームで、ホテルのサロンのように美しい空間となりました。
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商業施設から快適な二世帯住宅へ

商業施設から二世帯住宅にした家商業施設だった建物を居住が可能な二世帯住宅にしたいとのことで、スケルトン状態のフルリフォームを行って用途変更をしています。周囲にはオフィスビルやマンションが建ち並ぶ立地のため、外に開放するのではなく、柱や仕切りを設けない大空間にすることで、内部に解放された空間に仕上げています。
グレーやブラウンでコーディネートしたシックな親世帯は、都心の高級ホテルを彷彿させるインテリアとなっています。子世帯は白を基調とした明るいモノトーンとし、テレビの上にプロジェクターを埋め込み、趣味の映画鑑賞を大画面で楽しめる仕様としました。
商業施設だったとは思えない快適な居住空間で、ゆとりのある二世帯住宅を実現したフルリフォームです。
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お手持ちの家具を引き立てる本質的なエレガントを追求

ホテルライクな戸建て事例オーナーが所有している豪華でエレガントな家具が映える空間を、フルリフォームによって実現しました。白を基調としたインテリアは、間接照明やカーテンの素材、建具や開口の細部までこだわり、細やかに仕上げることによって潤いと深みのある雰囲気を演出しています。華美ではなく優雅に、本質的なエレガントを追求しました。
また、地下スペースを最大限に活用し、「プライベートスパ」を設けました。サウナ室、水風呂、岩盤浴の機能を完備することで、家族そろって、非日常的ホテルライクな暮らしを楽しめる住まいが出来上がりました。
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ホテルライクな家にフルリフォームするメリット・デメリット

ホテルライクな家にフルリフォームすることを検討する場合は、ポイントや事例とともにメリット・デメリットも把握しておきましょう。以下を参考にしてください。

 

ホテルライクなリフォームのメリット

●ホテルのように快適な空間が日常になる
●家が広く見える
●整理整頓しやすい
●訪問者が憧れるような住まいに仕上がる

 

ホテルライクなリフォームのデメリット

●通常のリフォームより費用が嵩む
●生活感が無いと落ち着かない人には向かない
●ホテルに泊まっても感動が少ない

ホテルライクな空間を演出する小物術

ホテルライクなリフォームではモノは置かない、隠すのが基本です。しかし、あえてこだわりのモノを配置することで、ワンランク上の空間を演出しています。ここでは、ホテルのインテリアで使用される小物のテクニックをお伝えいたします。

照明の効果

テーブルスタンドホテルライクな空間に欠かせない小物のひとつが「照明」です。
単にシックでシンメトリーにまとめられているだけの空間では窮屈な感じがしますが、そこに光の演出が加わることで昼と夜のイメージを変え、ムードのある空間が生まれます。日本の住宅は天井にシーリングライトがひとつという直接採光型が支流ですが、ホテルの照明はインテリアの一部と捉えられています。単なる明るさではなく、家具の配置、オブジェなどのディスプレイと関係してきます。読書をする椅子の近くにはフロアスタンドやテーブルスタンドが配置され、絵画やオブジェを美しくライトアップするスポットライトがレイアウトされています。このようにホテルでは照明も合わせてインテリアを構成しています。

お気に入りのアート作品を飾る

アートホテルのロビー、廊下、客室などの壁には「アート作品」が飾られているのをよく目にします。これはその空間の雰囲気に合わせたアート作品があることでよりインテリアを充実させ、訪れるお客様にホテルのセンスや高級感を印象づけることができるためです。
アートはリフォームでもすぐ取り入れられ、センスアップできる小物術なのでぜひ実践してください。季節に合わせて簡単に取り替えもできるので、複数用意しておくのもよいでしょう。折角アートを取り入れるならホテルのように照明も一緒に計画するとよりホテルライクな空間に仕上がります。

ラグを敷く

ラグラグもホテルライクな空間づくりではよくある小物です。シックで統一された色調、シンメトリーに配置された空間の中に、あえてユニークなラグを配置しても、華やかな雰囲気となりラグジュアリーな空間を演出できます。また、日本は「床に座る」文化が根付いている国なので、質のいいラグは住みごこちを向上させてくれます。素材、デザインがさまざまなものがあるので、冬は厚みがあり暖かな色調のもの、夏は涼しげなデザインのものと季節ごとに替えるのもおすすめです。

鏡を配置する

鏡のあるインテリアホテルでは効果的に鏡が設置されているのをご存知でしょうか?鏡はホテルライクな空間に演出してくれる小物のひとつです。また、鏡には目の錯覚により奥行きや空間が広がったように感じさせる効果もあるので、室内が狭いときにも活用できます。ホテルによくあるような「大きな鏡」を設置するのもよいですが、あまりスペースがない場合は小さめの鏡を複数並べてみてもハイセンスな印象を与えることができます。ただし、鏡にモノが多く映りこむと乱雑な印象になるので、配置する場所には注意が必要です

ソープボトルにこだわる

ソープボトルホテルライクなリフォームではモノは隠すのが基本です。しかし、洗面所のハンドソープや浴室のシャンプーやリンスなど、毎回片付けるのも大変な小物もあります。そんな時は見えても気にならないような、洗練されたデザインのものを配置しましょう。たとえば、シャンプーやリンスは購入したものをそのまま使うのではなく、ソープボトルに移し替えます。移し替えは面倒!という方はメーカーを統一したり、ボトルの色調を揃えるだけでも雑多な印象を抑えられます

【まとめ】ポイントと事例を参考にホテルライクなフルリフォームを成功させよう!

ホテルライクなリフォームには基本的なポイントがあるものの、シティホテルやリゾートホテルなど目指すホテルのタイプによっても、空間はさまざまです。もし、ホテルライクな住まいにフルリフォームを検討されているのであれば、まずは、どんな空間が自分にとって理想なのかを考えることから始めてみてください。その上で、予算と相談しながら、自身が求めるホテルライクな住まいに近づけていくようにしましょう。
当社では、フルリフォームを行う際に、そこに住む方の個性を取り入れ、その家族らしい住まいになることを目指しております。したがって、ホテルライクな仕様といっても、千差万別、一軒として同じ仕様になることはありません。お客様の要望をじっくり聞き取り、その方の心地よいと思われるところに寄り添って提案させていただきます。ホテルライクなフルリフォームをについてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 

スケルトンリフォーム事例

クラフトスピリッツが手掛けたスケルトンリフォームの事例紹介です。

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