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マンションリフォーム

更新2021.06.03

マンションリフォームで失敗しないポイント

マンションリフォームで失敗しないためには、満足のいくリフォームプランとプランを実現してくれるリフォーム会社の両方が必要不可欠です。マンションリフォームで失敗しないように、リフォームの流れを事前に確認しておきましょう。リフォームを行う際は、業者とのやりとりのほかにも、マンション管理組合への届出提出や近隣住民への報告・説明を行わなければなりません。これらは、トラブル回避のために重要なことです。不明点などがあればリフォーム会社に相談し、アドバイスを受けましょう。

マンションリフォームの失敗を避ける管理規約のチェック

マンションリフォームの失敗を避けるポイントは、以下の通りです。

 

・マンションの管理規約に目を通す
・マンションの構造に合わせてリフォームプランを考える
・マンションリフォーム実績の豊富なリフォーム会社に相談する
・要望に優先順位を付ける
・予算によってどこにお金を使うべきかを知っておく

 

今回ご紹介するポイントを押さえることで、大きな失敗や後悔を回避できます。また、失敗談の知識があれば大きなミスを避けられるようになるので、まずは基本的なマンションリフォームのポイントを教えます。

 

リフォームできる場所とそうでない場所を理解しよう

規約をチェックする夫婦マンションリフォームには、「リフォームできる場所」と「リフォームできない場所」が存在します。もちろん、居住空間以外は、お金を払って自分のものにしたマンションでも、エントランスホールや廊下といった共用部分に関しては、自分のものではありません。注意しなければいけないのは、リフォームできる専用部分だと思っていたのに、実は共有部分扱いだったという箇所です。
マンションの規約には共用部分と専有部分についてのルールが書かれていますので、必ず確認しておきましょう
また、マンションの規約によって、そもそも大規模なリフォーム等が制限されている場合もあります。友人のマンションでは行えたリフォームが自宅マンションでは行えないことも…。もし、マンションの規約を見ても良く分からない場合は、リフォーム会社にマンション規約を見てもらった上で、プランを作成して貰うと良いでしょう。

 

【一般的に共用部分扱いになる箇所】
・ベランダ/バルコニー
・専用庭
・窓や窓のサッシ
・玄関ドア
・郵便受け

 

特に、玄関のドアやバルコニーの床については、知らずに好きなデザインのアイテムへ交換してしまう人が少なくありません。しかし、共用部分を勝手にリフォームすると、管理組合から原状回復を求められたり、リフォームの程度によっては損害賠償請求をされたりする可能性もありますので、十分ご注意ください。ベランダやバルコニーの床材を変更したい場合、原状回復できるリフォームなら認められるケースもあります。マンションリフォームは規約の回避策なども重要になりますので、経験値の高いリフォーム会社選びが重要です。
バルコニーの参考例はこちら

 

マンションの構造に合わせてリフォームプランを決める

リフォームのプランマンションは、物件によって構造が違います。外壁部分の壁は壊すことができませんし、部屋を区切っている壁で天井の重量を支えている場合、室内の壁や間仕切りにも手を出すことができません。そのため、リフォームをする場合は、マンションの間取りや構造を考えてプランを練る必要があります。また、バルコニーや玄関などのリフォームを検討している場合は、事前にマンション規約を確認しましょう。バルコニーや玄関は、マンションの共有部分という認識であるケースが多く、リフォームすると原状回復要求や損害賠償請求をされてしまう可能性があります。もちろん、スケルトンリフォームといって、内装等をすべてはがしてから大規模にリフォームできる物件もありますが、どこまで大規模なリフォームができるのかはそのマンション次第なので、事前にリフォーム会社と相談して、リフォームできる範囲を調べておきましょう
特に注意したいのが間取りの変更です。ひとつの部屋を2つに増やす場合は間仕切り壁を追加するだけでこと足りますが、部屋数を減らす場合は間仕切り壁を壊すことになります。たとえ壁を壊せる物件でも、配管や配線の関係で水回りと呼ばれるキッチンや浴室、トイレ等の場所は動かせないケースも少なく有りません。ショールームで使いやすさが気に入って購入したキッチンが、配管・配線の関係でリフォーム前より使いにくくなってしまうことも。物件によってリフォームプランの自由度が異なることを理解しておきましょう。また、しっかり計画せずにキッチンユニット・食洗器・冷蔵庫などを個別に購入してしまうと、おさまりが悪く、動線が確保できない可能性もでてきます。せっかく最新の設備を揃えたのに、使いにくいキッチンではリフォームの意味がありません。計画を立てる時は、ショールームの見た目の良さなどに惑わされずに、自分のマンションの構造に合わせられるか、合わせた場合の使いやすさはどうかということをよく考えて計画をたてましょう。

リフォームする時期を見極めよう

リフォームリストマンションリフォームは、間取り変更など大がかりなものから一部の設備を新しくするだけの部分リフォームまでさまざまありますが、工事の時期が分かれると費用が余計にかかったり、手続きする手間が増えてしまいます。設備の寿命を考えて、ある程度まとめてリフォームするのがおすすめです。15年くらいの周期で交換が必要なのは、キッチンコンロやレンジフード(換気扇)、給湯器、便器・温水器、壁紙などです。20年くらいの周期で交換が必要なのは、キッチン全体、ユニットバス、洗面台、床などがあげられます。例えば、16年目くらいでキッチンコンロや給湯器を交換しようと思っている場合、あと4年くらいすればそれ以外のキッチン設備も取り換えが必要となる可能性が高くなります。この場合、少し早めにキッチンの全面リフォームを検討したほうが費用を抑えられる可能性があるでしょう。

 

信頼のできるリフォーム会社に相談する

夫婦が営業マンに相談一口にリフォーム会社といっても、その実力は大きく異なります。まず、設計士やインテリアコーディネーターが在籍しているのか。構造計算が行えるのか。この点で、大規模なリフォームが行えるか否か変わって来ます。施工のレベルもリフォーム会社によって異なります。壁紙の貼り方ひとつでも、壁紙のつなぎ目が全く分からない会社もあれば、壁紙の貼り方が雑だったり、微妙にずれていたりという会社もあります。施主側に知識があれば、工事の様子を見て設計図通りに施工されているかチェックしたり、リフォーム後の引き渡し時に問題点を指摘してやり直してもらったりすることもできますが、多くの施主はリフォームの素人です。引き渡し前の確認が終わってから不具合に気づくことも多いので、問題点を見つけても対応が悪いリフォーム会社の場合、泣き寝入りすることも。だからと言って、マンションリフォームに合わせて、専門家並の知識を学ぶのは現実的ではありません。そこで、施工事例が多く、実績豊富で技術的に信頼できるリフォーム会社を選ぶことが重要になってきます。その際、ひとつの指標になるのが建設業許可の区分の違いです。建設業許可には「一般建設業」と「特定建設業」があり、財産的要件と専任技術者の要件は一般建設業許可より特定建設業許可のほうが、より厳しい要件がもとめられています。

 

リフォーム会社を選ぶ際の3つのポイント

ポイントリフォーム会社を吟味する際のポイントは、「実績数」「見積の結果」「営業マンの対応」の3点に注目することです。まずは、依頼できるリフォーム会社を見つけたら、公式サイト等で公開されている実績を確認しましょう。
その際に注意したいのが、行いたいリフォームの実績数が多いか否かという点です。単に実績数が多いから安心ではなく、自分が行いたいリフォームの実績があるかが重要になります。リフォームの実例が掲載されていれば、写真や説明文からある程度リフォーム会社の技術力やデザインの方向性が分かりますので、参考にしてください。
次に、見積もりを取ってみましょう。複数の会社から見積もりを取ると、各社の対応を簡単に比較することが可能です。最後のポイントとして、営業マンの対応も見逃せません。マンションリフォームは、あくまでも施主の要望に応じて施工を進める作業です。顧客の要望を勝手に解釈したり、質問に対する受け答えが雑だったり、対応に不審点を感じるリフォーム会社は相談相手としてふさわしくないので、依頼するのは避けましょう。基本的には、質問をしたときの受け答えが丁寧で、リフォームプランに対するデメリットやリスクを隠さずに伝えてくれるリフォーム会社を選ぶのがおすすめです

 

マンションリフォームの要望に優先順位を付ける

優先順位のリストマンションリフォームをする際は、リフォームの要望をリストアップしたうえで、優先順位を決めておきましょう。多くの場合、マンションリフォームをする人は、明確な完成図をイメージできていません。その一方で、「こうしたい」「ああしたい」といった要望が複数あるため、思いつくままにオプションを追加して予算オーバーになってしまうケースが多いです。しかし、使える予算に限りがある以上、すべての要望を満たすことはできません。あらかじめどの要望を優先するのか決めておけば、重要度の高いリフォームが予算不足で依頼できないといったミスを防げるようになるでしょう。
キッチンを新しくしたい、間取りを変えて子ども部屋を作りたい、リビングを広くしたいなど、ご家庭によって重視すべき要望は違います。リフォームプランの取捨選択を失敗しないように、家族で話し合って何を優先するか考えておきましょう

 

予算が限られる場合は良く使う場所の質を高める

電卓でお金の計算マンションが古くなったり、住みづらくなったりしてリフォームを検討しているものの、具体的にどういうリフォームをすれば良いのか分からない場合は、良く使う場所や良く触れる部分の品質や性能を向上させるのがおすすめです。
例えば、リビングで過ごす時間が長い場合は、リビングの内装材にお金をかけたり、リビングを中心とした動線に切り替えたりすれば、より快適に過ごせます。お風呂好きなら、浴槽や水栓を高性能なものにするなど。間取りやデザインを大きく変えなくても、内装に使われているアイテムを高品質・高機能なものにすれば、マンションの住み心地を維持したまま居住性を高められるでしょう

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ライフスタイルからリフォームプランを考える

コンセプト位置のリフォームリフォームプランを考える際に意外と適当になりがちなのが、コンセントの数や収納の位置などです。具体的に思いつかず、リフォーム会社のおすすめどおりに決めてしまうと、後で使いづらかったというケースもあります。確かにリフォーム会社のプロの設計担当者は実績も豊富ですから、意見を取り入れるのは悪いことではありません。しかし、実際にそこで生活をするのは自分たち家族です。それぞれの生活リズムや体格、部屋で使う家具・家電などに合ったもの、希望のライフスタイルのイメージをしっかりと持ったうえで設計担当と相談しましょう。設計担当者も的確なアドバイスを出しやすくなりますから、良いと思っていたアイデアが実は使いづらいものだったという失敗も避けられます。特に、収納の場所と大きさには注意が必要です。収納は多い方が良いでしょうが、必要な場所に必要な大きさがなければ意味がありません。また、生活していくうえで荷物は増えるものです。今時点で必要な量より、少し多めに取っておくのがおすすめです。

リフォームを始める前にしておきたいこと

片付けた部屋マンションリフォームの場合、管理組合へリフォームする旨の申請や、近隣住民への承認、工事車両の駐車スペースの確保など準備すべきことを忘れずに行いましょう。リフォーム工事自体はスムーズに終わっても、周辺への配慮ができていないと思わぬトラブルを招いてしまうこともあり、注意が必要です。また、リフォームする場所は工事開始前に片付けておくことも大切です。工事が始まるのに、初日は片付けに時間がとられてしまうことのないようにしましょう。

失敗例を参考にしよう!マンションリフォーム失敗事例

マンションリフォームの失敗を避けるうえで、役に立つのが過去の失敗例です。実際にあった失敗例を知っておけば、同じ失敗を避けられます。

思い通りのリフォームができない

悩む男性現在お住まいのマンションをリフォームする際は、リフォームを想定して購入していない場合が多く、マンションの規約でリフォームの制約が出てくる場合があります。ただ、新築マンション購入時に数十年後のリフォームを想定している方は少なく、ある程度仕方ないと言えますが、中古マンションをリフォームを行う前提で購入する際は、どの程度のリフォームが行えるか、必ず事前に確認を行いましょう
床をタイル敷きに変更したかったのに、荷重制限でタイルがNGなど、当然可能だと思っていたのにできないケースもあります。優先順位が高い項目のリフォームが行えなかったとなれば大問題です。希望するリフォームが行えるか、必ず確認してから購入するようにしましょう

イメージが違う!こんなはずじゃなかった…

ガッカリする女性住宅関係のトラブルで多いイメージの違い。リフォームに限ったとこではないですが、新築の場合コンピューターグラフィックス、略してCGと言われるイメージ図が用いられることが多くなり、トラブルを回避していますが、リフォームではCGが使用されることが少ないのが現状です。ただ、イメージの違いはCGのようにリアルに近い「絵」で確認することが一番わかりやすいため、リフォームでもCGを描いてくれるリフォーム会社に依頼するのが安心です。特に、スケルトンリフォームやフルリフォームなどの大規模リフォームの場合は重視しましょう。その際注意してほしいのが、プレゼン時のみCGを描くというリフォーム会社もあること。プレゼン時の計画のまま進めば問題ないですが、変更箇所があった場合イメージ違いの要因となり兼ねません。契約後もイメージの確認の際にCGを提示してくれるリフォーム会社を選ぶように心がけてください。

間仕切り・壁で部屋を分けたら暗い部屋になってしまった

暗い部屋マンションは、角部屋を除いて上下左右に部屋があるため、玄関とベランダ側にしか窓を作ることができません。そのため、既存の部屋を分割して個室を増やすと、「片方の部屋には窓がない」状態になってしまうことが多いです。
ここで、「窓がなくても照明があれば問題ないだろう」と考える人もいるでしょう。しかし、一切窓のない部屋をマンション内に作るのは、法律違反です。建築物に関する様々なルールを定めた「建築基準法」の第28条では、居室に「部屋面積の7分の1以上の窓」を設置することを義務付けています。[注1]暗室など、どうしても暗くする必要がある部屋以外は窓の設置が必須なので、壁を使って完全に部屋を区切るのは困難です。ただし、建築基準法施行令の第111条と116条の2には、「引き戸で部屋を区切る場合、実質的に一室扱いとして良い」というルールがあるので、壁や開き戸ではなく引き戸を使って部屋を分ければ、法律を守りつつ個室を増やせます。[注2][注3]

おしゃれな対面キッチンを導入したらリビングが手狭に

キッチンの失敗作業台やシンクが壁際に並んだ壁付けキッチンを、対面式のキッチンに変更したらリビングが手狭になってしまったという失敗事例です。壁からキッチンを離し、リビングやリビングダイニングに持ってくる対面キッチンは、壁付けキッチンよりも物理的に広いスペースを必要とします。このとき、リビングの広さを確保するために対面キッチンを壁側に寄せると、通路が狭く冷蔵庫が置けなくなったり、人がすれ違うことができなくなったりしてしまうのです。
おしゃれなキッチンでも、料理や片付けがしづらい状態だと意味はありません。壁付けキッチンを対面キッチンにする場合は、リビングの広さを多少犠牲にしてでも、通路幅に余裕を持たせましょう

家具・家電がぴったり収まるレイアウトにしたため買い換えられない

キッチンの冷蔵庫おしゃれな内装を目指すため、既存の家具や家電がぴったりと収まるレイアウトにマンションリフォームした結果、冷蔵庫や炊飯器などの家電が壊れてもサイズ変更できないという失敗例も珍しくありません。家電は、メーカーや商品のラインごとにサイズが違います。同じ名前の商品でも、マイナーチェンジで微妙にサイズが変更されることも多いので、家具や家電を納めるスペースにはある程度の余裕が必要です。逆に、子供が独立したため大型の家電が必要なくなり、スペースが大幅に余ってしまったということもあります。リフォームは長く住み続ける住まいのことなので、将来の計画も踏まえてリフォーム計画を立てるようにしましょう

広々としたリビングを作ったら冷暖房の効率が下がった

リビングで扇子で仰ぐ女性間仕切り等を無くして広々としたリビングをつくった結果、冷暖房の効きが悪くなってしまったというケースです。これは、部屋の広さに対して空調計画が合っていない為に起こる失敗例です。マンションの場合室外機が置ける個数が決まっている場合が多いため、マルチエアコンと呼ばれるひとつの室外機で複数のエアコンや床暖房、パネルヒーターなどに接続でき、効率的で理想的な空調計画が行えるものがあります。
単純にリビングを広くしたからと言って、快適な空間になるわけではありません。空間だけではなく、空調や照明計画などトータル的なリフォーム計画を行うようにしましょう

[注1]e-Gov:建築基準法第28条
[注2]e-Gov:建築基準法施行令第111条・第116条の2
[注3]e-Gov:建築基準法施行令第116条の2

リフォームの目的が明確ではなかった

「古くなってきたからリフォームしたい」「貸しに出すためにリフォームしたい」など、現在リフォームを考えている方はさまざまな目的があるはずです。ただ目的が漠然としていると、いざリフォームを始めてもなかなかアイディアがまとまらず、なんとか施工をしても後から「ここをこうしておけばよかった」と思ってしまうことは少なくありません。 リフォームを検討し始めたら、リフォームをする箇所の具体的なイメージを固めるようにしましょう。さまざまな業者がリフォームの施工例をネット上で公開しています。具体的なイメージがないなら、施工例を参考にしながら、ご自身や家族の希望をまとめていきましょう。ビフォー・アフターをきちんと載せている施工事例や、個人の方が書いている失敗事例などを参考にするとより具体的にイメージできるでしょう。目的を明確にし、その目的を達成するためにはどんなリフォームが必要なのかを考え、後悔のないリフォームを行いましょう。

マンションリフォームの流れを確認しておこう

マンションリフォームを失敗しないためには、正しい順序でリフォームを進めていく必要があります。どのような流れで進めていくことになるのか、事前に確認しておきましょう。

ここでは、リフォームの流れを10ステップで紹介します。

 

1.リフォーム会社に相談

リフォームの相談をする夫婦マンションのリフォームをすることを決めたら、気になるリフォーム会社数社に相談を行うところからスタートします。この段階でどのようなリフォームがしたいのか、予算、現在の住まいへの不安などを明確にしておくことが大切です。リスト化してスムーズに、そして明確に伝えるようにしましょう。リフォームするかは迷っている箇所もまとめておけば、リフォームの必要が本当にあるかどうかを含めて相談することができます。またリフォームしたい箇所がたくさんある場合、どの場所から優先的にリフォームしたいのか決めておくことがおすすめです。優先順位が決まっていれば、予算内でどれくらいのリフォームが可能なのか話し合っていくことができます。リフォーム会社に相談する際は、最低でも2・3社に依頼しましょう。

 

2.現地調査

リフォーム会社の担当者がマンションに出向き、現地調査を行います。現地調査では相談時の内容を元に、希望しているリフォームが可能なのか、現状の建物をチェックしてもらいます。また、マンションの場合は管理規約などと照らし合わせながらリフォームの可否を確認することになりますので、マンションの管理規約を用意しておきましょう。管理規約は施工を依頼するご本人も確認しておくことをおすすめします。

 

3.見積もりの提示・業者の決定

見積り書業者が相談内容と現地調査の結果から、見積もりとプランを提案してくれます。各業者の見積書とプラン内容をしっかり確認・検討し、最適な業者・プランを決めていきましょう。見積書の内容やプラン内容に疑問点や不明な点があれば、その都度すべて確認します。見積書上では高く見える業者の場合、保証内容が充実していたり、逆に安く見える業者は追加料金がかかる可能性もありますから、しっかり内容を確認してください。どのような状況で保証が受けられるのか、保証の範囲、追加料金が発生する条件なども確認しておくと安心です。

 

4.契約

最終的に依頼する業者が決定したら、本契約を結びます。リフォームにローンを使用する場合は、事前にローン契約しておく必要があります。契約してしまったら契約内容を変更することができませんから、契約時に最終的な疑問点や条件などをしっかり確認しましょう。曖昧なものがある状態で契約すると、「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性があります。

 

5.マンション管理組合への届出

提出書類契約が締結したらマンション管理組合へ届出を行います。このときどのように届出を行えばスムーズなのかは、リフォーム会社に相談してください。マンションリフォームの実績が豊富な業者であれば、通常どのように行っているのかなどアドバイスをくれますし、代わりに手続きを行ってくれるリフォーム会社もあります。その場合、リフォーム会社が管理組合とやりとりを行うため、スムーズです。管理組合と綿密に連絡を取ることはトラブル回避には欠かせません。

 

6.業者から住民への説明

工事スケジュールがある程度まとまったら、リフォーム業者からマンションの住民に工事内容の説明を行います。工事の説明自体は業者に任せておけば問題ありませんが、これから工事で迷惑をかけることになるので、施工主からも周りに住んでいる方には挨拶をしておいたほうが安心です。コンシェルジュがいるマンションであれば、コンシェルジュを通して施工主からも挨拶しておきましょう。また工事中、問題が発生すれば工期が伸びてしまうこともあります。そういった場合も業者が各住民に説明することになりますが、その都度業者と相談して必要があれば施工主からも工期が延びた旨を伝えましょう。

 

7.仮住まいへの引越し

引っ越しリフォームの内容によっては仮住まいが必要になります。仮住まいは早めに目星をつけておき、工事スタートまでに滞りなく引っ越しが行えるよう準備しておきましょう。荷物を置く十分な場所がなければトランクルームをレンタルする必要もあります。リフォーム業者が提携しているトランクルームがある場合もあるので、業者に相談するとよいでしょう。
引っ越し業者の繁忙期はなかなか予約が取れないことがあります。2・3月に引越しが必要になる場合は早めに見積もりを依頼して、引越し業者を決めておくと安心です。
仮住まいはリフォームの工期を常に確認しておきましょう。リフォームは解体後に思わぬ問題も起こりがちです。工期変更などがある場合は仮住まいの延長の必要が出てきます。万が一の際住む場所がなくなってしまいますので、余裕を持って住む場所を確保しておくと安心です。

 

8.着工

工事が始まったら基本的に施工主は工事の完了を待つだけです。一定規模以上の工事で期間が長くなる場合は、中間検査がありますので、その際は立会いを行いましょう。工事期間中も不安な点や気になる点があれば、随時業者と連絡をとってクリアにしておくことをおすすめします。業者からも工事の進捗を伝える連絡がありますが、気になることがあれば遠慮せず質問するようにしましょう。新調する家具やカーテンなどがあれば、この期間に用意して工事終了後に届くようにしておくとスムーズです。

 

9.工事の完了・引渡し

家の鍵を受け取る工事が完了したらリフォーム業者立会いのもと、完了の確認を行います。このとき業者から設備などに関して説明がありますが、しっかりご自身でも確認をして問題がないかどうか確認してください。問題点や不備があれば完了確認書に署名する前に業者に伝え、今後の対応を確認します。

 

10.引越し

仮住まいからリフォームが完了したマンションに引越しをします。引越しが完了したら周りの住民の方に挨拶をかねて工事終了の報告を行いましょう。

工事完了後は問題がなかった場合でも、実際に住み始めたら不具合がある場合もあります。その際は早めに業者に連絡して対処してもらいましょう。契約時の保証内容によって保証期間や保証範囲が決まっています。あとで困らないように、工事後の保証内容は契約時にしっかりチェックしておきましょう。

【まとめ】失敗事例を参考に思い通りのマンションリフォームを!

マンションリフォームの失敗を避けるためにも、事前のプラン作りや、希望のリフォームについて実績が多く対応が丁寧なリフォーム会社を見つけることが重要です。マンションはリフォームする範囲に制限があったり、建物の構造によって実現できないプランなどもあるでしょう。限りある予算の中で、希望通りのリフォームを実現するには、要望をリストアップして優先順位を決めることをおすすめします。今回ご紹介した失敗事例も参考に、希望通りのマンションリフォームを実現させましょう。

また、リフォームの全体の流れを確認しておくと、契約時に確認すべきポイントなどが明確になります。そして、マンションの管理組合や近隣住民の方とのトラブルを避けるため、きちんと届出や報告を行いましょう。