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部位別リフォーム

2021.02.17

床をリフォームするなら「フローリング」or「タイル」

床のリフォームを検討する際に迷うのが「フローリング」にするか「タイル」にするのかではないでしょうか?同じホワイト系のカラーリングでも、フローリングとタイルでは印象が異なります。床のリフォームにはカラーや貼り方のほかに「フローリング」や「タイル」などの素材選びも重要になります。どのような床材がマイホームに合うのか、いろいろ考えながら選ぶのは楽しいですが、数ある選択肢の中から「これだ!」という1つを見つけ出すのは大変です。
この記事では、床のリフォームに使用されるフローリングとタイルの特徴と、メリット・デメリットについて解説しますので素材選びの参考にしてください。

床で部屋のイメージは大きく変わる

部屋のイメージを決めるポイントはいくつかありますが、床をリフォームするだけでも部屋の雰囲気はガラリと変わります。たとえば同じ白い壁の室内でも、床を自然な木目のフローリングにすればナチュラルで暖かみを感じる部屋になるでしょう。濃い色調の木目にすれば味わい深い落ち着いた雰囲気がでます。
天然石風の石目が美しいタイルの床材なら高級感の漂う空間を演出することもできます。それだけ部屋のなかでも床が与える印象は大きく、毎日生活する家の床だからこそこだわりを持って選びたいものです。
床をリフォームすることで防音効果を高められるほか、防水性や防汚性に優れたものを使えば傷や汚れから家を守ることもできます。抗ウイルス加工が施されたタイプや耐アレルギー性に優れたタイプなど床材も多様になり、リフォームすることで床の機能性を高めることも可能です。

 

どんな床材があるの?

考える夫婦フローリングやタイル、カーペットなど床材自体にバリエーションがあるうえ、同じフローリングやタイルのなかにも特徴の異なる種類があります。この段落では床リフォームで使われることが多い「複層フローリング」と「無垢フローリング」および「タイル」について詳しく紹介します。

 

複層フローリング

「複層」という言葉が使われているように複層フローリングは木材が何層かに重ねられている床材です。単板を重ねて接着した合板の表面に、さらに薄くスライスした板を貼りつけて作られます。
複合フローリングとも呼ばれ、表面に貼られる素材や厚みによって質感はさまざまです。2mm程度の厚みがある挽き板を表面に貼り合わせたタイプが複層フローリングのなかで最もグレードが高く、0.3~0.5mm程度の厚みの突き板を使ったタイプがその下のグレードになります。

挽き板や突き板は天然木を使用していますが、0.1~0.2mm程度の樹脂や紙のシートを使ったタイプもあります。戸建住宅はもちろんマンションでも広く使用され、水回りや床暖房に適したものなど用途に応じたバリエーションも豊富です。

 

無垢フローリング

無垢フローリングは複層フローリングのように複数の板を重ねていません。そのため「単層フローリング」と呼ばれることもあります。そもそも無垢フローリングで使用される「無垢材」とは、原木から切り出した一枚板を加工した天然木100%の木材です。基本的に自然の状態そのままであることからひとつとして同じ模様はありません。
無垢フローリングによく使われる木材のひとつとして比較的やわらかく、和風の空間にもマッチする「スギ」があります。香りがいい「ヒノキ」やアンティーク家具でよく使われる「パイン」も無垢フローリングでおなじみの木材です。
ほかにも強度がある「チェスナット」や耐久性・耐水性に優れた「オーク」もよく使われ、木材の種類によってさまざまな特徴があります。

 

タイル

フローリングとは違いタイルを使った床にリフォームする選択肢もあります。タイルといえば硬い陶器のタイルを思い浮かべることが多いかもしれませんが、床材に使われるタイルには実に多彩な素材があり特徴もさまざまです。たとえば磁器質やセラミックにガラス、ポリ塩化ビニールも使われています。
そのうち、セラミックタイルは近年「大判化」、「薄型化」、「デザイン性」の3点で技術的に大きな飛躍を遂げ主流となっています。セラミックタイルは陶器製で、国産と輸入品のどちらも出回っています。陶器(焼き物)のため当然、サイズが大きく、薄くなるほど割れやすく、その技術の難易度は高くなりますが、近年では次々に大判化や薄型化が進んでいます。
また、セラミックタイルに施すプリント技術の向上により大理石をはじめとする天然石、レンガ、テラコッタ、木目調、アンティーク調にいたるまで、多彩なデザインがあり、同じ石の柄でも、磨きや粗面、叩き、割り肌など、石材と同じような仕上げも可能です。凹凸のある表面の質感も再現され、天然石タイルを見比べても区別がつかないほどです。

 

フローリングのメリット

 

フローリング天然木を使用するフローリングの複層フローリングと無垢フローリングにはそれぞれ特有のメリットがあるため、知っておくと床材選びの役に立ちます。床は室内でも広い面積を占めるとともに部屋の印象も左右するポイントです。床のリフォームを行う前後でどのように変化するのか把握しておきましょう。実際に複層フローリングや無垢フローリングにリフォームするとどのようなメリットが得られるのかを紹介します。

 

複層フローリング

・特別なメンテナンスの必要なし

無垢フローリングは定期的にワックスがけをしなければなりませんが、複層フローリングは特別なメンテナンスが必要ありません。カーペットのように隙間に埃が入り込むこともなく日々の掃除だけできれいな状態を保つことができます。

 

・ダニが発生しにくい

複層フローリングは埃がたまりにくく、汚れが付着しても拭き取りやすいことが特徴です。掃除もしやすいことでダニが発生しにくい状態を保つことができます。

 

・傷や摩擦に強い

傷や摩擦に強いため人の出入りが多いリビングや活発に動く子ども用の部屋などに適しています。耐水性に優れたタイプならばキッチンや洗面所などにも適しているでしょう。

 

・既存のフローリングの上に貼れる

膨張や収縮がしにくく、反りもあまり起こらない安定した品質もメリットです。既存のフローリングの上に重ねて貼れるタイプや床暖房用もありリフォーム工事によく使用されます。

 

無垢フローリング

・自然のぬくもりを感じられる

天然木100%の無垢フローリングは自然が作り出す木目を見て楽しめるのはもちろん、木そのものが持つ本来のぬくもりも感じられます。熱伝導率の低い木材によって外部の寒さがダイレクトに伝わることを防いでくれるため、タイルに比べて冬でも冷たくありません。

 

・調湿効果がある

木材は伐採されたあとも呼吸をしています。周囲の湿度が高いときは空気中の水分を吸収し、湿度が低くなると水分を放出する調湿効果があり生活空間を快適に保ってくれるメリットがあります。

 

・経年変化で味わいが深まる

100%の天然木なので年々色や光沢が変化し、年月を重ねるたびに深くなる味わいに趣が増します。

 

フローリングのデメリット

メリットが多いフローリングにもデメリットは存在します。長く使い続けるためにはデメリットについてもしっかり把握しておくことが大事です。この段落では複層フローリングと無垢フローリングの、気になるデメリットについて説明しますので参考にしてださい。

 

複層フローリング

・傷がつくと修復ができない

複層フローリングは衝撃に強く、細かい傷はつきにくいところがメリットですが、表面に貼られた板が薄い場合、深い傷がついてしまうと基板部分が露出することがあります。複合フローリングに付いた傷は補修材を埋めるなどして多少は修復することができるものの、深い傷は十分な修復ができません。

 

・無垢材に比べると趣が足りない

天然木を100%使った無垢フローリングに比べると扱いやすい反面、無機質な印象に感じる方もいらっしゃいます。同じように木材を使っていても、無垢材に比べて木そのものが持つ風合いに違いがあります。

 

無垢フローリング

・木の伸縮や反りが起こる

天然の木材は膨張や収縮し、反りや割れが起こる可能性があります。乾燥する冬になると収縮して隙間ができることもあるため、無垢フローリングを使う際は木材の伸縮性に留意して施工することがポイントです。

 

・床鳴りがする可能性がある

無垢フローリングでは床材と下地板の接着不良などが原因でギシギシと音がする床鳴りが発生する可能性があります。板を組み合わせるためのサネ部分の接触によって床鳴りがするケースでは時間が経つと収まる場合もあります。

 

・傷がつきやすい

無垢フローリングはほかの床材に比べて傷がつきやすいところもデメリットのひとつです。シミも付着しやすい性質があるため、適切なコーティングを施す必要があります。

 

・ワックスがけが必要

無垢フローリングはメンテナンスとしてワックスがけをしなくてはなりません。定期的にワックスがけを行う手間がかかることを覚悟しておきましょう。
フローリングを活かした事例を見る

 

タイル材のメリット

タイル

タイルは近年「大判化」、「薄型化」、「デザイン性」の3点で大きな飛躍を遂げています。タイルの欠点とされる汚れやすい目地も、大判タイルなら目地が少なくよりダイナミックな印象に。薄型化=軽量化か可能になり荷重制限などの問題もクリアされています。また、タイルに施すプリント技術の向上により大理石をはじめとする天然石、レンガ、テラコッタ、木目調、アンティーク調にいたるまで、多彩なデザインを可能にし、本物と区別がつかないほどになり、住宅でも広く取り入れられるようになったタイルに関して解説します。

 

・汚れに強い

床材のなかでも特に防汚性に優れているのがタイル材です。汚れがついても木材のように染み込むことがなく拭き取るだけで済みます。耐水性にも優れているためキッチンや洗面所をはじめとした水回りに使うのにも適している床材です。

 

・床暖房に適している

タイルはフローリングより熱伝導率が高く、蓄熱効果が高いので床暖房向きの床材と言えます。また、床暖房を使用しない夏場はひんやりとした感触感が気持ち良く、快適です。

 

・デザインが豊富

タイル材はデザインのバリエーションが豊富な点も大きなメリットです。シンプルなものやおしゃれなデザインのもの、高級感を漂わせるものまで幅広広いデザインのなかから好みや家の雰囲気に合うものを選ぶことができます。また、天然とは違いデザインされた柄のため、柄ムラなどが起こらず計算通りの仕上がりになります。

 

・化学物質の心配がない

陶土を高温で焼いて作られるタイルにはシックハウス症候群の原因となる化学物質が含まれていません。化学物質による健康被害が心配な人にも安心して使える床材です。

 

・経年劣化が起こりにくい

フローリングのメリットに上がる経年劣化による味わいですが、タイルは経年劣化が起こりにくいというメリットがあります。経年劣化によって色や素材感が変わることが少ないため、新築のイメージを保ちやすい素材です。

 

タイル材のデメリット

 

・割れる可能性がある

タイル材として一般的なセラミックタイルはもともと陶器製です。ものを落としたとしても少々のことでは傷がつきませんが、重量のあるものを落とすと割れる可能性があります。割れた箇所は一旦剥がして同じタイル材に貼り替えなければならず、修繕費用が高額になりがちです。

 

・足腰への負担がある

陶器製のタイル材はフローリングに比べると硬く、クッション性もありません。日々の生活で過ごす時間が長い場所では足腰への負担があります。長時間の立ち仕事などを行う場合、疲れやすくなります。また、転倒などの不慮の事故の際も、その硬さから危険性が高まります。必要に応じてマットやラグを敷くなど負担を軽減する対策をしましょう。

 

・冬は冷たい

夏にひんやりして気持ちいいところがメリットになる一方、逆に冬は冷たいことがデメリットです。床暖房には適していますが、床暖房が入っていないところではヒヤッとした冷たさを感じます。

タイルを活かした事例を見る

 

床のリフォームを行う際のポイント

工具とpointの文字実際に床のリフォームを行う際はいくつか気をつけておくべきポイントがあります。床材の選び方や業者の選び方など、あとになってこんなはずではなかったと後悔することがないように、あらかじめしっかり確認しておきましょう。

 

現居の不満を理解しておく

家は年数が経てばあちこちに傷みがでてきますが、経年劣化以外で床に不具合がでてくることもあります。たとえば、模様替えを頻繁にするために日焼けの跡が多く残ってしまって気になっていたり、キャスター付きの家具を使うためにできた傷が気になるなど。このような悩みなら、紫外線や傷に強いタイルにリフォームすると、現居で感じていたストレスは解消されるでしょう。趣や味わいに不満があるなら無垢フローリングが良いかもしれません。今の床材にどんな不満があるかによって、リフォームする際に適した素材が変わってきます。そのため、不満の原因を把握することが大切です。原因を把握することでその家に合った素材を選ぶことができ、同じようなトラブルの発生を減らすことができます。

 

住む人に合った床材を選ぶ

室内の雰囲気を左右するポイントにもなることから床材を選ぶ際は見た目やデザインも大切ですが、生活するという観点からは家族にとって快適であることが重要です。デザイン性や手入れのしやすさを求めるのならタイル材が適していますが、硬さゆえのデメリットがあります。小さい子どもや高齢者がいる家庭でタイル材を使う場合は注意が必要です。必要に応じてカーペットやラグと併用するのがおすすめです。
滑りやすいタイルやフローリングはペットの負担にも繋がります。タイルもフローリングにも滑りにくいペット対応の仕様が出ていますので、ペットを飼われている方はペットの適した床材選びも必要です。また、フローリングに傷防止のためのワックスがけをするときは、舐めても安全な原料のワックスを使いましょう。
床のリフォームを行うタイミングで将来を見据えたバリアフリー化を検討するのもおすすめです。家族構成や年齢などの条件によって適した床材は異なります。家族のニーズに合った床材を選び、不足する部分があれば快適かつ安全に暮らせる対策も検討しましょう。

 

マンションでは管理規約を確認

マンションではたとえ自分の専有部分でも好きなように工事ができるわけではありません。特に騒音に関して注意することが求められ、管理規約に従う必要があります。
一般的にマンションの管理規約では、床のリフォームで使える床材に対して下の階にどのくらい音が響くかという遮音等級が設けられています。床のリフォームを行う際は、この規約で定められている内容をクリアした防音性のある床材しか使えません。実際にリフォームする段階になれば、施工時の音で近隣や階下の住人に迷惑をかけることも考えられます。不要なトラブルを避けるためにも、事前に挨拶まわりをしておくことが大事です。

 

安心してまかせられる業者を選ぶ

一言でリフォーム業者といってもさまざまなところがあり、残念ながら丁寧に作業してくれない業者も存在します。リフォームが終わってから「こんなはずではなかった」と後悔することがないように最初から慎重に業者選びをすることが大事です。

無料見積もりをしてくれるかどうか、無料相談に応じてくれるかどうかを必ず確認しましょう。無料相談時の様子で業者の対応をある程度判断することもできます。ホームページに過去の施工事例が掲載されていれば、仕事ぶりを確認することも可能です。情報を集めて安心してまかせられる業者かどうかを判断しましょう。

 

【まとめ】

床をリフォームしただけでも空間のイメージは大きく変わります。床のリフォームに使われる素材には複層フローリングや無垢フローリング、タイル材など複数ありそれぞれ特徴が異なります。どんなイメージのインテリアにしたいのかを吟味して、それぞれのメリットやデメリットを理解したうえで、床材を何にするのか決めましょう。床の張替えは、大型家具の移動を行う必要があり、簡単に行えるものではありません。より良い住まいにするためにも、ご自身や家族に合った床材を選ぶようにしましょう。