Work事例紹介
戸建てリフォーム

更新2021.01.21

愛猫と暮らす住まいをリフォームで快適に

完全室内飼いの猫は、長ければ20年以上生活を共にする人生のパートナーです。しかし、一般的な住宅は、猫にとって快適な間取りや設備になっているとはいえません。そこでおすすめしたいのが、猫と暮らすためのリフォームです。
猫のための代表的なリフォーム事例としては、爪とぎ対策の腰板設置、足腰の負担軽減や掃除しやすい床材への変更、猫が自由に移動できる猫用ドアの設置、猫の習性に合わせたキャットフット、キャットウォークの取り付けなどがあります。
今回は、人にとっても猫にとっても暮らしやすい住宅リフォームのポイントや、猫と暮らす際にあると便利な住宅設備、リフォームにかかる費用相場などをご紹介します。


リフォーム時に検討するべき猫用設備

愛猫と暮らすためのリフォームに必要なのは、猫にとって過ごしやすい動線と設備を用意することです。基本的に猫は群れを作るよりも単独行動を好みますし、自分の縄張りや好みの場所に対しても強くこだわります。[注1]そのため、猫と暮らす場合は、「猫が一人で過ごせる場所」や「縄張り」の確保を優先しましょう。
また、猫は高いところを好みます。体重を維持するためには完全室内飼いでも適度な運動が必要なので、「高低差を設ける」「様々な場所を自由に行き来できるようにする」ことも大切です。
こうした猫の習性を尊重しつつ、人も快適に暮らせる猫用設備を見ていきましょう。

扉の開閉を減らせる猫用ドア

ペットドアペットドアや猫ドア等の呼び名で親しまれている猫用ドアは、人間用のドアを開閉することなくペットが出入りできるようにするアイテムです。ドア横やドアそのものに穴を開け、のれんのように押すだけで出入りできるという構造になっています。リフォームに合わせて猫用ドアを導入すれば、猫が部屋を出たり入ったりする度に、人間がドアを開け閉めする手間から解放されるでしょう。外に出たい猫にせがまれて、または部屋に入ってきたい猫に呼ばれて、深夜や早朝に起こされる心配はありません。猫にとっても、自由に部屋を行き来できるので快適です。ただ、猫によっては怖がって使わない場合もあります。パタンパタンという音を怖がったり、頭で押す際に重かったりなどいくつか理由があるようです。その際は、多少密閉性は犠牲になってしまいますが、布など軽くて音のしないものに変えるか、穴のみにするなど徐々に慣れさせるようにしましょう。

天井近くへ駆け上がれるキャットステップ

キャットステップ猫と暮らすリフォームをするなら、壁際にキャットステップを設置しましょう。キャットステップとは、天井等の高い場所へ上がっていくための足場です。敷地の広さが限られる日本の住宅では、高低差を作ることで猫の運動スペースを用意する必要があります。
自宅にキャットステップを導入する際のポイントは、できるだけ足元に近い低い位置から天井付近まで、まんべんなく足場を作ることです。若い猫であれば高い位置のキャットウォークでも登れますが、子猫や老猫だと上にいくことができません。猫によっては、特定のキャットステップがお気に入りの場所になる場合もありますし、複数のキャットステップがあれば多頭飼いをしていても混雑しづらいです。
なお、一口にキャットステップといっても、角張ったものや丸っこいもの、階段状になった本棚や棚兼用のキャットステップといった様々なデザインがあるので、インテリアに合わせて好みのものを選びましょう。とくに、階段型のキャットステップは、猫が勢い良く飛び乗っても安心できる強度があり、幅広い内装に合わせやすいのでおすすめです。

猫にとって快適な場所を確保するために必要なキャットウォーク

キャットウォークキャットウォークとは、室内の高い場所に設置する通り道のことを指します。自由に行き来できるキャットウォークがあれば、猫は好きな場所に身を落ち着けることができます。高いところから見下ろせば、飼い主の様子や部屋の様子が見渡せるため、好む猫が多いです。可能であれば、キャットウォークの幅は広めにしましょう。猫が老猫になって運動能力が落ちても、幅広のキャットウォークがあれば安全に高い場所で過ごすことができます。より快適性を高める場合は、キャットウォークやキャットステップの近くに壁付けのべッドを設置するのもおすすめです。底が平らなものではなく、アールが付いたものであれば、寝相の激しい猫でも落ちることなく、くつろげます。

猫の脱走を防ぐための玄関や窓用の柵・フェンス

猫用フェンス猫と暮らす場合は、玄関や窓に脱走防止用の柵やフェンスを設置することをおすすめします。外は猫にとって安全とは言いづらく、迷子になってしまう恐れがあります。「我が家の猫は落ち着いているし、外に興味もない」と思っていても、ドアや窓を開けている最中に地震や雷が起きて、驚いた猫が家の外に脱走してしまう可能性もゼロではありません。100%脱走を防げる保証がない以上、人のためにも猫のためにも、玄関や窓に専用の柵・フェンスを設置して、愛猫の脱走を防ぎましょう。なお、脱出防止用の柵やフェンスを設置するときは、猫がジャンプしても柵を乗り越えられないように、天井付近までしっかりとカバーすることが重要です。

猫の目に優しいLED照明

眩しい猫猫と暮らすためのリフォームでは、LED照明がおすすめです。人間に比べて動体視力が優れている猫は、蛍光灯特有のちらつきを嫌がる場合があります。人間からすればとくに問題を感じなくても、猫にとって不快でストレスが溜まる可能性があります。また、LED照明は熱を発しないので安全です。蛍光灯に比べて導入コストは上がってしまいますが、LED照明は電気代が安く、寿命も長いので照明を交換する手間も削減できます。どうしても家全体の照明をLED化できない場合は、リビングを始め、人と猫が長い時間を過ごす場所の照明をLEDに取り替えましょう。

日当たりの良い窓と窓台

窓台の猫猫は、高い場所を好むだけでなく、家の中で快適な場所を見つけてお昼寝するのも大好きです。そこでおすすめしたいのが、窓の位置調整と窓台の設置です。南向きなど、日当たりの良い方角に窓を確保しましょう。もし、隣家の関係等で日当たりの良い窓を確保できない場合は、高窓や天窓等を設置するのがおすすめです。
また、窓の周辺では、窓際がもっとも日差しが当たって快適な環境になります。可能であれば、窓の前に「窓台」と呼ばれるスペースを広めに取り、愛猫がリラックスできる程度のスペースを確保しましょう

猫に配慮した広めの階段

階段を降りる猫高いところを好む猫ですが、実は低い場所から高い場所に上がる能力は高くても、上から下に下りてくるのは苦手です。そのため、階段の奥行が狭かったり、階段の踏み板が滑りやすい素材になっていたりすると、安心して下りることができません。マンションの場合はあまり関係のない話ですが、2階建て以上の一戸建て住宅は階段の上り下りが必要になるので、住まいの階段は滑りづらい素材を使い、踏み板の奥行きも広めに取りましょう。
また、きつい傾斜の階段も、猫にとって負担が大きいです。階段のために場所を取られてしまうものの、安全性に配慮するなら、階段の傾斜を緩やかにすることをおすすめします。これは、人の暮らしにも言えることです。

ペットの臭いを軽減する消臭機能付き壁紙

猫を抱え臭い表情の男の子ペットを飼っていると、避けては通れないのが臭いの問題です。飼い主自身は慣れて臭いを感じていなくても、ペット臭が服や髪等に染み付いていることは少なくありません。友人や知人、職場の同僚が猫の臭いを苦手な場合もあるので、消臭機能付き壁紙の利用をおすすめします。ペットの臭いを軽減してくれたり、汚れが付きづらい壁紙等を使っているだけで、ある程度臭いや汚れの問題を防げます。また、壁紙ではなく、珪藻土等の塗り壁を導入するという手もあります。細かい気泡が臭い成分や湿気を吸着してくれる珪藻土なら、消臭だけでなく調湿作用や爪とぎの問題にも期待できるでしょう。

壁紙を傷から守る腰板

腰壁猫にとって欠かせない行動のひとつが、爪とぎです。爪とぎは、猫の縄張りを示すアピールであり、爪の鋭さを維持するためのメンテナンスでもあります。ただ、伸び上がるようにして壁ややや高い場所で行う爪とぎを好む猫が多いので、壁をきれいに保ちたいなら、腰板と呼ばれる建材を壁に張っても良いでしょう。
腰板は固くあまり爪とぎとして好まれる素材ではありません。壁紙よりも破損をある程度避けられますし、腰板はデザインとして取り入れてもインテリアとして素敵です

ペットの足腰を守る床材選び

猫がフローリングを歩く足腰への負担を考えた場合、住宅の床には柔らかいフローリング材やクッションフロアを使うのがおすすめです。猫のように爪を持った動物は、地面に爪を食い込ませることで瞬時に止まったり、急加速したりしています。住宅の床が固く、滑りやすい素材だと、思ったように勢いを止められなかったり、着地の反動が強くなったりするので足腰への負担が大きくなりやすいです。中には元々腰等が悪くなりやすい品種の猫もいるので、猫の足腰に優しい床材を使いましょう。現在はペットに適した床材もあります

愛猫だけでなく人にも優しい床暖房

床暖房に寝転がる猫人にも猫にも優しい設備のひとつが、床暖房です。温風を使わず、温水等で床から部屋全体を暖められる床暖房は、ペットの毛が舞いづらいというメリットがあります。一般的なストーブと違って、近づきすぎて火傷をする危険性もありません。また、温かい空気は上へ向かうため、エアコンを使っても足元は意外と暖かくなりませんが、床暖房なら猫も快適に過ごせます。

断熱と防音性を高められる二重窓

二重窓窓を二重にすると、猫が鳴いても近隣住民の迷惑になりませんし、外の騒音もある程度小さくできるため、大きな音等で猫を驚かせたくない飼い主にもおすすめです。二重窓を取り付けることで、飼い猫の脱走も予防できます。
防音性や断熱性の向上は、人間にとっても大きなメリットです。余裕があれば、窓のリフォームを検討してみましょう。

安全性を考えてステンレス製の網戸を選ぶ

網戸に爪を引っ掻ける猫一般的な網戸は、猫が爪を立てて登ると短期間で壊れてしまいます。しかし、ステンレス製の頑丈な網戸を使えば、破損の心配はありません。網戸の張替えは、一度にまとめて依頼したほうが安くすむので、リフォームのついでに交換すると良いでしょう。

猫を洗える広めの洗面台

洗面台でシャンプーする猫お風呂が好きな猫も中にはいますが、元々水分の少ない砂漠で生活していたとされる猫は、水や大きな水音が苦手です。猫を洗うたびに生傷を作ったり、猫にストレスを与えたりするのは人にも猫にも負担が大きいので、余裕があれば広さと深さのある洗面台を洗面所に取り付けましょう静音タイプのシャワー水栓があれば、入浴に対する猫のストレスも軽減できます

[注1]ユニ・チャーム ペット:猫の生態と習性
http://pet.unicharm.co.jp/web-magazine/cat/kitten/010028.html

愛猫と快適に暮らす間取り猫部屋

愛猫と快適に暮らすためにあると良いのが猫部屋です。外出する際は愛猫を猫部屋にいてもらえば、イタズラも気になりませんし、愛猫が安全に過ごせます。でも、何だか愛猫を閉じ込めるみたいで何だかかわいそう…。と思われる方もいるかも知れませんが、猫部屋が猫にとって快適な空間なら、猫は自ら猫部屋で過ごします。そこで、猫が快適に過ごせる猫部屋のポイントを教えます。

外が見渡せる窓がある

愛猫の1日を観察していると、じっと外を見つめていることが多くないですか?でも、猫は決して視力が良いとは言えません。猫の視力は人間の視力の10分の1程度しかないと言われています。それでも遠くの鳥や小さな虫を発見できるのは、人間の4倍ある動体視力によるものです。愛猫が外を見つめる理由としてあげられているのは、縄張りの確認、興味や刺激、リラックス、日向ぼっこなどが考えられます。
猫は縄張り意識が高い動物です。家の中に敵が侵入して来ないか、異常はないかなど、窓の外を見ながら監視していて、敵が中に入ってこないと分かると満足感や安心感を得られるそうです。猫にとって大切な窓ですが、あまり大きくても外気の影響を受けやすく、猫にとって快適とは言いにくくなってしまいます。適度な大きさで外の様子が伺える、窓辺でリラックスできる環境を整えると良いでしょう

清潔なトイレがある

猫は清潔好きな動物です。汚れているトイレは使えない場合もあります。長時間外出をする際は、トイレの数を増やすなどの対策をしておきましょう。猫部屋にトイレがあれば、換気扇や空気清浄機などを設置して臭いがこもらないようにしておけば、他の部屋に臭いが移ることも防げます。また、猫砂など猫用品をストックできる収納があると便利です。その際、猫が開けられないようにロックが掛けられるなど、対策をしておきましょう。

適度に運動ができるようにする

猫部屋に居る際に適度に運動ができるようにキャットステップやキャットウォークを設置しておくと良いでしょう。もちろん置き型のキャットタワーなどでもOKです。猫部屋は広さが必要と思われがちですが、もともと猫は木に登って外敵から身を守ったり狩りをしたりしていたので、広さよりも、猫が上下運動できるお部屋を目指してみてください。猫も運動不足で肥満になることがあります。猫にとっても肥満は万病の元ですので、運動ができる環境を整えてあげましょう

猫部屋の利点

猫部屋猫部屋に猫のためのトイレや食事に水場などまとめることで、管理が容易になります。今は自動給餌器や自動給水器などがあり長時間不在にしても、愛猫は快適に過ごすことができます。また、不在時に愛猫の様子が心配ならペット用のカメラも設置できます。リビングにペットカメラを設置したら、愛猫が全然映らず様子が分からない…なんていう失敗も防げます。例えば、冷暖房もLDKをつけっぱなしにするのと猫部屋だけでは光熱費にも差が出ます。また、文頭に上げた「猫用設備」などの対策は、住まい全体で行うことは難しいですが、猫部屋だけならコストも抑えつつ、愛猫が快適かつ安心して過ごせる空間にすることが可能です猫部屋のある事例1

猫部屋のある事例2

猫と暮らすリフォームにかかる費用相場

お金と電卓

猫と人間が快適に暮らす住まいづくりには、壁、床、ドア、ときには間取りの変更など、さまざまなリフォームが必要です。住まいの猫向けにリフォームには、いくらくらい想定しておけば良いのか、リフォームポイント別に費用相場を見ていきましょう。

猫の爪とぎ対策のための壁リフォーム費用

猫と暮らしていくうえで大きな悩みの1つといえる爪とぎ。爪とぎ対策に効果的なリフォームといえは、壁の下側に腰板を設置する、または壁紙を耐久性の高いペット用クロスや表面強化パネルに変更することです。 腰板の設置、壁紙変更ともに工期は1日程度で、それぞれの費用相場は次のとおりです。

● 腰板の設置(90cm):1m幅あたり1〜2万円
● 壁紙の変更:1㎡あたり7,000〜1万5,000円

壁紙変更はクロスの種類によって費用に差が出てきますが、一般的な白いクロスが1㎡1,000円くらいなのでペット用のクロスは割高ですが、猫の爪とぎ対策としての腰板であれば90cm程度あれば十分でしょう。爪とぎ対策とともに、猫の臭い対策として消臭機能のついた壁紙もあります。また、最近では耐久性と消臭機能を合わせ持つクロスも販売されています。愛猫家を悩ませる爪とぎやスプレー行動の対策になるのなら魅力的ですよね。

猫の足に優しく掃除しやすい床リフォーム費用

床材として一般的に使用されている合板フローリングは、硬く滑りやすいため、猫の足腰に負担をかけてしまいます。猫がいる家庭では、クッション性があって傷つきにくいペット用フローリング、またはクッションフロアがおすすめです。これらの床材は、マーキングや嘔吐したときに掃除がしやすい点もメリットです。また、猫の走り回る音とか気になる方には遮音性の高いタイプが良いでしょう。
床材で気になるのが「滑りやすい」という問題の他に「冷めたさ」ではないでしょうか?優れた肉乳を持つ猫ですが、寒いのは苦手です。さらに床暖房を取り入れれば、寒さ対策にもなります。予算に余裕があるのであれば、是非リフォームしたいところです。

猫に適した床のリフォーム費用の相場は次のとおりです。

 

● ペット用フローリンへの張り替え(6畳):10万〜20万円程度
● クッションフロアへの張り替え(6畳):5〜15万円程度
● 床暖房の設置(直貼式):1畳あたり5〜11万円程度

 

床暖房は、電気式か温水式か、床に直貼りするか、全面張り合えするかで費用に差が出てきます。温水式床暖房の場合は、熱源機の設置費用(25万円〜100万円程度)が別途必要です。

猫用ドアの取りけるためのリフォーム費用

猫が頻繁に出入りをするリビングなどには、既存のドアの下部をリフォームし、自由に移動するための猫用ドアを設置します。 エアコンを稼働しているときのために2つ折りのフラットタイプなど、通ったあとにすぐ扉が閉まるタイプのドアを取り付けるのが良いと思いますが、猫の性格によっては扉が閉まる音にびっくりして使わなくなってしまう場合もあります。猫の性格によっても取り付ける猫用ドアのタイプを選ぶと良いでしょう。また、猫用ドアは既存のドアだけでなく、玄関ドアや間仕切り壁や外壁、窓ガラスに取り付けることも可能です。
それぞれの工事費を含んだ設置費用は次のとおりです。

 

● 既存のドアへの設置費用:4〜6万円程度
● 既存の玄関ドアへの設置費用:6〜8万円程度
● 間仕切り壁への設置費用:4〜6万円程度
● 外壁への設置費用:15〜20万円程度

 

ドアによってはペット用ドアを後付けできないものもや通常の料金より費用が掛かってしまうものもあります。ドアに設置できない場合は、ペット用ドア付きのドアを購入してドアごと交換するのがおすすめです。ペットドア付きのドアは6〜10万円程度で販売されています。また、外壁にペット用のドアを設置する場合は防水などの対応も必要になりますので、注意が必要です。リビングの扉一か所の取り付けなどでは、工事費が割高になってしまいますので、全体のリフォーム計画の一部とすることをお勧めします。

猫の習性に合わせた環境づくりのリフォーム費用

猫は高いところや上下運動を好む習性があります。室内飼いしなければならない猫の運動不足やストレスを解消するためには、壁面などにキャットステップやキャットウォークを設置し、猫の習性に合わせた室内環境を整えましょう。キャットステップを設置する際の費用は、設置範囲や板の枚数、素材によって異なります。部屋のコーナーから天井にかけて、壁面に6枚のキャットステップを取り付ける場合の費用と、1部屋分のキャットウォークの設置費用相場は次のとおりです。

 

● キャットステップ設置費用(6枚):6〜10万円
● キャットウォークの設置費用(1部屋):6万円程度

 

キャットウォークの板は20cm程度の幅で、木材はシナランバーなど、硬すぎず柔らかすぎないものがおすすめです。家具などよく使用される柔らかいパイン材は傷つきやすいため、避けたほうがよいでしょう。キャットウォークの設置は、難しい技術を要するものではないのでDIYで行うこともできますが、高い位置での作業になりますので危険が伴います。また、キャットステップの水平が取れていなかったり、ステップが緩んでしまったりすると大切な愛猫がケガをしてしまう危険もありますので、注意が必要です。

予算内で猫向けリフォームを成功させる2つのポイント

黒板にポイントの文字

予算に余裕がない、できるだけ費用を抑えてリフォームを行う場合は、次の2つのポイントを押さえたリフォーム計画を立てましょう。

1. 猫の行動範囲に合わせたリフォームを行う

全ての部屋の床や壁をリフォームしたり、猫用ドアやキャットウォークを設置したりすると、リフォーム費用がかさみます。それには、愛猫の行動範囲に合わせてリフォームする箇所を決めていくことがポイントです。例えば、リビングなどのある家族が共有で使用している1階は愛猫も自由に行き来でき、快適に暮らせるようにリフォームするなど、住まいの上下で分けても良いですし、マンションなどは空間をゾーニングして猫仕様にリフォームする場所を限定しましょう。猫向けリフォームにかける費用をできるだけ抑えたい場合は、ひと部屋猫専用の猫部屋で猫が心地よく暮らせる仕様にリフォームするのもおすすめです。

2. 優先順位をしっかり決めておく

限られた予算内で満足度の高い猫向けリフォームを実現するためには、リフォームしたい箇所をリストアップし、優先順位をつけておくことが大切です。猫にとって本当に必要なリフォームなのかを見極め、「絶対に必要なリフォーム」と「予算が許せば取り入れたいリフォーム」を分けておきましょう。リフォームプランが予算をオーバーしたときの調整がしやすくなります。

【まとめ】猫と暮らすリフォームのコツは人の暮らしも快適であること

猫と暮らすリフォームのポイントは、人にとっても猫にとっても快適な環境を作ることです。「猫用設備」を充実させることも大切ですが、人と猫が共存でき、お互いに快適に暮らせる住まいが理想です。住まい全体を猫が暮らしやすくリフォームするには、多額の費用が必要です。予算に限りがある、できるだけコストを抑えたい場合は、リフォーム箇所を猫の行動範囲に絞ることをおすすめします。
また、予算オーバーの際の調整がしやすいよう、リフォーム箇所に優先順位をつけておくとよいでしょう。