自宅マンションの一室を時刻表ミュージアムにしたいと希望。オーナーが長年思い描いた夢を具現化した。インテリアには、旧国鉄時代の座席を再現したオリジナル家具を作るなど、こだわり抜いた空間が完成。

当初、別の新築マンションを購入したが、持ち物が多いため収納を増やそうとリフォーム会社に相談をしたところ、間取りや構造の関係で望むような施工が出来ないことがわかった。そのため、この物件は賃貸に出し、新たに思い通りのリフォームが行える新築マンションを購入。ダークカラーで空間を引き締め、洗練された印象にリノベーション。好みのインテリアに仕上げた。

外観は角地の隅切りをデザインに活かし、外壁がダイナミックなアールを描くことで奥行きを与え、建物がより大きく見えるデザイン。
内側には広々とした陽だまりのあるパティオが住まいと一体となり、ＬＤＫの開口はパティオに面しているため外部の視線が気にならず、室内はプライバシーが守られた家族だけのプライベート空間を叶えた。

地上39階のタワーマンションを仲間と過ごす非日常空間にリノベーションをして、眼下に広がるパノラマの夜景を取り込んだ。照明計画もスイッチひとつで「夜景モード」や「パーティーモード」など様々な変化に飛んだライティングが楽しめる。日常から解放された大人が集う空間は、どこまでも贅沢に非日常を演出する。

メインフロアのLDKは黒を効かせたシックなミッドセンチュリースタイルに。他の部屋は明るい色調とし、その対比を楽しむ設計とした。各部屋にアクセントのあるデザインを用いて個性を引き立たせつつ、同素材やインテリアのポイントとしたペンダントライトが空間をつなぎ、住まい全体のトータルコーディネートを完成させた。